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※初診受付時間は各診療終了時間の30分前

猫の体調不良で元気がない・食欲がない原因は?受診の目安を獣医師が解説。

「いつもより猫の元気がない」

「ごはんを残す」

「体が熱い気がする」

こうした変化は、毎日一緒にいる飼い主さまにしか気づけない大切なサインです。

猫は本能的に不調を隠す習性があるため、“なんとなく変”と感じた時点で、一度状況を整理しておくと安心につながります。

東中野アック動物医療センターでは、迷ったらまず一次診察で状況を整理することをおすすめしています。当院は中野区(東中野)を中心に、落合・中井・大久保エリアからも多くの猫ちゃんが来院されます。

この記事では、猫ちゃんの体調変化に気づいたときの「様子見の目安」と「受診の判断基準」、そして病院で行う初期検査の流れをまとめました。

今日受診の目安

今すぐ受診
呼吸が苦しい/尿が出ない/立てない・反応が弱い など

24時間以内に受診
丸1日食べない/嘔吐・下痢が続く/ぐったりが続く など

条件付きで様子見
一過性で、その後は普段に近い(ただし悪化したら受診)

【最初に結論】受診判断の目安

猫ちゃんの様子がおかしいとき、対応は大きく次の3つに分かれます。

まずは「いまどれに当てはまるか」を確認してください。

1)今すぐ受診(当日すぐに連絡・来院)

命に関わる可能性があるため、様子見はしないでください。診療時間内であればすぐにご連絡ください。

  • 呼吸が苦しそう(口を開けて呼吸する、肩で息をする、横になれない)
  • 立てない・ふらつく・反応が弱い
  • けいれん・発作
  • 尿が出ない(特にオス猫の尿路閉塞は、数時間〜1日で命に関わる緊急事態です)
  • お腹が急に張る/強い痛みで触らせない

2)24時間以内に受診(できれば当日、難しければ翌朝一番)

  • 24時間以上まったく食べない
  • 嘔吐・下痢が繰り返される
  • ぐったりが半日以上続く/時間が経つにつれて悪化している
  • 発熱が疑われる(耳や肉球がいつもより熱い、震える等)

※重要

猫は「食べない状態」が続くと、肝臓に脂肪が蓄積する「肝リピドーシス(脂肪肝)」という病気を併発し、急激に悪化するリスクがあります。

特に肥満気味の猫ちゃんは注意が必要です。「丸1日食べない」は受診のサインと考えてください。

また、子猫(1歳未満)は体力の予備能力が少ないため、「半日以上食べない」「ぐったりしている」だけでも早めの受診をおすすめします。

3)条件付きで様子見(半日〜1日で改善するか確認)

  • 1回だけ吐いたが、その後は普段に近い(食欲・元気がある)
  • 食欲は少し落ちたが、水は飲み、排泄もあり、ある程度動いている
  • 明らかな悪化がなく、後述する「観察ポイント」をメモできる余裕がある

ただし、様子見の途中でも
「悪化した」「別の症状が増えた」と感じたら、すぐ受診に切り替えましょう。

(獣医師からの一言)

「大したことがなかったら申し訳ない」と遠慮する必要はありません。何もなければそれが一番の安心です。迷ったら早めにご相談ください。

受診判断がすぐ分かる早見表

※あくまで目安です。
強い症状や急な悪化がある場合は、表に関わらず早めにご相談ください。

症状(主訴) 危険度・受診目安 家で確認してほしいポイント
尿が出ない 今すぐ受診 いつから出ていないか、トイレ回数、鳴く・痛がるか(特にオス)
呼吸が苦しそう 今すぐ受診 口を開けていないか、横になれないか(動画推奨)
ぐったり・反応が弱い 今すぐ受診 呼びかけへの反応、立てるか、歩き方
お腹が急に張る 今すぐ受診 触ると痛がるか、呼吸の変化、食欲・排便の有無
24時間以上食べない 24時間以内 最後に食べた時間、水は飲めるか、嘔吐の有無
嘔吐・下痢が複数回 24時間以内 回数、色、異物を飲み込んだ可能性がないか
熱っぽい 24時間以内 元気・食欲はあるか、震えはないか
少し元気がない 条件付きで様子見 食事量(割合)、排泄、体重の変化をメモ
痩せてきた 数日以内に受診 1〜2週間での体重変化や食事量の推移

今すぐ受診したい危険サイン(チェックリスト)

1つでも当てはまれば、様子を見ずにご相談ください。

  • □ 呼吸が苦しい(口を開けてハァハァする、横になれない、肩で息をする)
  • □ 立てない/ふらつく/反応が明らかに弱い
  • □ けいれん・発作
  • □ 尿が出ない(トイレに何度も行くのに出ない、鳴いて痛がる)
  • □ お腹が急に張った/強い腹痛
  • □ 黄疸(歯ぐき・白目が黄色い)
  • □ 何度も吐く、吐こうとしても出ない(えずく)
  • □ 明らかな異物誤飲が疑われる(紐、おもちゃ、ビニール等を食べた)

家でできる観察ポイント(診察がスムーズになる“メモ”)

「なんとなく元気がない」を、獣医師が判断できる具体的な情報に変えると、診断が非常にスムーズになります。できる範囲でメモしてご来院ください。

観察メモ(そのまま使えるテンプレート)

  • 最後に食べた時間: __月__日 __時頃
  • 食事量(いつもの量を10として): 0 / 3 / 5 / 8 / 10
  • 飲水: 増えた / 変わらない / 減った / わからない
  • 嘔吐: __回(内容:フード/胃液/毛玉/異物?)
  • 下痢: __回(便:水様/泥状/血が混じる 等)
  • 尿: __回(色:普通/濃い/赤っぽい)
  • 体重(分かれば): __kg(直近の変化)
  • 環境変化: フード変更/引っ越し/来客/多頭飼いのストレス 等
  • 動画: あり / なし(呼吸、歩き方、咳、発作など)

呼吸数の数え方(自宅でできる初期評価)

寝ている時に胸の上下を数えます(上下1回=1呼吸)。

「15秒数えて4倍」すると、1分間の呼吸数になります。

目安: 安静時に40回/分を超える状態が続く、または呼吸が苦しそうなら、早めにご相談ください。

※ご自宅での検温(直腸温)は、猫ちゃんが嫌がって暴れると危険なため、無理に行わなくて大丈夫です。

よくある原因(頻度が高い)と、病院での初期検査

「元気がない・食欲がない」は原因が幅広い症状です。

当院でよく遭遇するのは以下のようなケースです。

胃腸炎・消化器トラブル

フードの変更、ストレス、異物誤飲など。

口内トラブル(口内炎・歯周病)

「お腹は空いているのに、ご飯の前に行くと逃げる」「よだれが多い」といった症状が特徴です。

脱水・熱中症

夏場の暑さだけでなく、冬場の暖房による乾燥でも起こります。

上部気道感染症(猫風邪)

くしゃみ、鼻水、目ヤニなどを伴うことが多いです。

疼痛(痛み)

腰などが痛くて元気がない、食欲がないとともに動かなくなったり、怒りっぽくなったりします。高齢の子は特に注意が必要です。

病院での検査の流れ

同じ症状でも原因はさまざまなため、病院ではまず「急ぐ病気」を優先して除外し、原因を絞り込みます。

  • 問診(いつから/食事量/排泄/呼吸/体重変化など)
  • 身体検査(聴診・触診・視診で脱水や痛みをチェック)
  • 基本検査(血液検査、レントゲン、エコー、尿・便検査など、必要に応じて選択)

見逃したくない原因(放置が危険なもの)

一見「ちょっと元気がない」だけでも、早期対応が必要な病気が隠れていることがあります。

  • 腎臓病・肝臓病
    →初期は症状が出にくく、気づいた時には進行していることが多い
  • 異物誤飲による閉塞
    →腸閉塞や尿路閉塞は手術が必要になることも
  • 胸水・腹水
    →心臓病、腫瘍、FIP(猫伝染性腹膜炎)などで水が溜まり、呼吸を圧迫する
  • 中毒
    →人の薬、ユリなどの植物、ネギ類などを食べた

「このまま待ってよい状態か」を自己判断し続けるのはリスクがあります。

まずは一次診察で緊急性の有無を整理するのが安全です。

命の危険も!FIP(猫伝染性腹膜炎)について

FIP(猫伝染性腹膜炎)は、猫、特に1歳未満の子猫で発症しやすい、命に関わる重い病気です。食欲が落ちる、元気がない、熱が続く、体重が減るといった症状がみられ、進行すると短期間で状態が悪化してしまうこともあります。

ただし、初期には「風邪のように見える」「胃腸炎かなと思う」といった、はっきりしない症状から始まることも少なくありません。そのため、症状だけで判断せず、病歴や診察所見、血液検査、画像検査などを組み合わせて総合的に見ていくことが大切です。

次のような変化がいくつか重なってみられる場合は、早めの受診をご検討ください。

  • 治療を受けても発熱が続く、または上がったり下がったりを繰り返す
  • 食欲不振とともに、短期間で痩せてきた
  • お腹がぽっこりしてきた(腹水)/呼吸が苦しそう(胸水)
  • 白目や皮膚が黄色い(黄疸)
  • ふらつき、けいれん、眼の異常(目の色が変わる・充血など)

当院のFIP治療について

当院では一次診察で状態を確認し、FIPの疑いが強い場合は、グループ院の「アリーズ猫医療センター(FIP専門診療)」と連携し、専門的な評価・治療の検討へスムーズにおつなぎします。

中野区で当日受診する流れ(東中野アック動物医療センター)

中野区・東中野・落合周辺で猫ちゃんの体調不良にお困りの際は、当院へご相談ください。

  • 休診日: 年中無休(土日祝も診療)
  • 診療時間: 9:00〜12:00 / 16:00〜19:00
  • 初診受付: 各診療終了の30分前まで(11:30/18:30)
予約について

予約なしで受診可能です。原則として来院順に診察を行います。

(※待ち時間緩和のため、再診の方向けにLINE予約枠もご用意しています)

アクセス

東京都中野区東中野4-29-6 日向ビル1F

東西線「落合駅」徒歩1分 / JR・大江戸線「東中野駅」徒歩5分

西武新宿線「中井駅」からも徒歩圏内です。

受診前の持ち物チェックリスト

慌てずに受診するために、可能な範囲で準備をお願いします。

  • □ 症状が分かる動画(呼吸、歩き方、咳、発作の様子など)
  • □ 便・尿(持参できる場合。無理はしないでOK)
  • □ 今食べているフード名、投薬中の薬・サプリメント
  • □ 体重メモ(あれば)
  • □ 他院での検査結果(あれば)
  • □ 洗濯ネット(怖がりな猫ちゃんは、ネットに入れてからキャリーに入れると脱走防止になり安全です)

よくある質問(FAQ)

Q. 初診ですが予約は必要ですか?

A. 症状がある場合は、診療時間内にそのままご来院ください。混雑状況によって待ち時間が出ることがあるため、心配な場合は事前にお電話(03-5937-6627)でご相談いただくとスムーズです。

Q. 子猫が元気がない/食べない。どこまで様子見していい?

A. 子猫は低血糖などで急変しやすいため、様子見は危険です。半日以上食べない、ぐったりが続く場合は、当日中の受診をおすすめします。

Q. 呼吸数はどれくらいが危険?

A. 安静時(寝ている時)に40回/分を超える状態が続く、または口を開けて呼吸するなど苦しそうな場合は、早めにご相談ください。

Q. 「尿が出ないかも」…見分け方は?

A. トイレに何度も行くのに出ない、数滴しか出ない、トイレの中で鳴いて痛がる場合は緊急です。すぐに受診してください。

まとめ:迷ったら“まず一次診察”→必要に応じて専門連携

猫ちゃんの「元気がない」「食欲がない」は、飼い主さまにしか気づけない大切なSOSです。中野区・東中野・落合周辺で迷ったら、まず一次診察で「緊急性」と「原因のあたり」を整理しましょう。必要に応じて、FIPなど専門性が必要なケースはグループ院と連携し、最適な方針をご提案します。

【迷ったらすぐに】東中野アック動物医療センターへご相談ください

愛猫の「いつもと違う様子」に少しでも不安を感じたら、中野区の東中野アック動物医療センターへご相談ください。

当院は猫の病気に詳しい獣医師が在籍し、丁寧なカウンセリングと総合診療・専門医療を兼ね備えた体制で、飼い主さまと一緒に原因を探ります。

土日祝も診療対応、内視鏡などの高度検査も可能です。
中野区・杉並区・新宿区エリアからのアクセスも良好

大切なご家族の健康を守るために、どうぞお気軽にご来院ください。

当院のグループ院「アリーズ猫医療センター」

アリーズ猫医療センター公式サイトはコチラ
FIP専門サイトはコチラ

東中野アック動物医療センター院長 阿部 透
東中野アック動物医療センター院長
芝﨑 孝次郎
すべてのペットに安心の医療を。

当院では犬・猫以外のエキゾチックアニマルの診療も行っております。
その子たちにも安心できる医療を届けられるよう努力してまいります。

治療や飼育方法など気になることがあれば気軽にご相談いただけると、我々も皆様がどんなことに対して気になっているか共有できるので、ぜひご相談ください。

東中野アック動物医療センター
東中野アック動物医療センター
  • 年中無休
  • 猫に優しい動物病院
  • エキゾチックアニマル対応
  • ペットホテル
  • ペットトリミング
住所 〒164-0003
東京都中野区東中野4-29-6日向ビル1F
TEL 03-5937-6627
診療時間 9:00 – 12:00 / 16:00 – 19:00
休診日 年中無休
診察動物 犬・猫・エキゾチックアニマル・小動物、ウサギ 、ハムスター 、フェレット、モルモット、リス、鳥、両生類、爬虫類

中野区・新宿区からアクセス良好な動物病院
中野区東中野・落合エリアに位置する東中野アック動物医療センターは、地域のペットオーナーの皆様に高品質な獣医療サービスを提供しています。
当院は新宿区からもアクセスが良好で、電車やバスを利用して簡単にお越しいただけます。