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【うさぎがご飯を食べない】元気がないときに考えられる原因と対処法を獣医師が丁寧に解説。

「朝から牧草を食べない」
「いつもはすぐ食べるおやつに反応しない」
「うんちが少ない気がする」

うさぎにこのような変化があると、とても心配になりますよね。

うさぎは、体調不良を隠しやすい動物です。そのため、飼い主さまが「なんとなくいつもと違う」と気づいたときには、すでに不調が進んでいることもあります。

特に、ご飯を食べない・元気がない・うんちが少ないといった変化は、軽く考えずに見ていただきたいサインです。

一時的な食欲のムラのこともありますが、胃腸の動きの低下や歯のトラブル、痛みなどが隠れていることもあります。

今回は、うさぎがご飯を食べないときに考えられる原因、受診を考えたいサイン、家でしてはいけないことについて、わかりやすく解説します。

うさぎがご飯を食べないのはなぜ危険?

うさぎは、食べることで消化管がしっかり動く動物です。
そのため、食欲が落ちると胃腸の動きも低下し、さらに食べられなくなるという悪循環に入りやすい特徴があります。

また、うさぎでは、「食べないこと」自体が重要な異常サインになりやすいです。
食欲低下が長引くと、脱水や体力低下につながるだけでなく、消化管の不調がさらに悪化することもあります。

うさぎは不調を隠しやすいため、見た目にはじっとしているだけに見えても、実際にはかなりつらい状態ということも少なくありません。

「少し様子を見ようかな」
と迷いやすい症状ですが、普段との違いが続くときは早めの受診が大切です。

すぐ受診を考えたいサイン

うさぎが少し食べる量を落とすことはあっても、短時間で普段どおりに戻り、元気やうんちにも変化がない場合は、慎重に様子を見られることもあります。

ただし、次のような様子があるときは、様子見ではなく早めの受診をおすすめします。

ほとんど食べない、またはまったく食べない

好きなおやつにも反応しない、牧草もペレットもほとんど口にしない場合は注意が必要です。

うんちが少ない、小さい、出ていない

うんちは、うさぎの体調を知る大切なサインです。
量が明らかに減った、小さくなった、ほとんど出ていない場合は、消化管の動きが落ちている可能性があります。

元気がなく、じっとしている

いつもより動かない、ケージの隅でうずくまる、反応が鈍いといった様子があるときは、痛みや全身状態の悪化が隠れていることがあります。

背中を丸める、お腹を床につける、歯ぎしりをする

うさぎはお腹が痛いとき、お腹を床につけて足を投げ出すようなしぐさを見せることがあります。リラックスしているときのポーズと似ていますが、そわそわして落ち着かない様子がみられる点が異なります。

背中を丸める姿勢は、背弯姿勢と呼ばれ、強い腹痛のサインであることがあります。緊急性が高い場合もあるため、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

歯をギリギリ鳴らしているように見える場合は、痛みのサインのことがあります。

食べたそうにするのに食べられない

口を動かすけれどすぐやめてしまう、牧草は少し食べるけれどペレットを残す、好きなものだけ食べるといった場合は、口の中や歯のトラブルが隠れていることがあります。

よだれや口元の汚れがある

口の違和感や歯の問題で、うまく食べられていない可能性があります。

まず確認したい症状

うさぎがご飯を食べないときは、「食欲」だけではなく、ほかにも変化が出ていないかを一緒に確認することが大切です。

食べ方に変化はないか

完全に食べない状態でなくても、次のような変化は異常のサインです。

  • 牧草は少し食べるが、ペレットを残す
  • 好きなおやつだけ食べる
  • 口をつけてもすぐやめる
  • ペレットがボロボロとこぼすようになった
  • 食べるスピードが遅くなった
  • 水を飲む量が減っている

「食べてはいるから大丈夫」と思っていても、普段と違う食べ方が続く場合は注意が必要です。

うんちの量や大きさに変化はないか

うんちが小さい、数が少ない、形が不揃い、出る量が減っているなどの変化は、うさぎでは見逃したくないポイントです。

動き方や表情に変化はないか

元気がない、呼んでも反応が鈍い、いつもより触られるのを嫌がる、抱っこを嫌がるなども、不調のサインのことがあります。

お腹の張りや姿勢に変化はないか

お腹を気にする様子がある、背中を丸める、座り方がいつもと違うといった変化も確認してみてください。

うさぎがご飯を食べないときに考えられる主な原因

うさぎが食べない理由はひとつではありません。
見た目の症状が似ていても、原因が異なることがあります。

胃腸の動きの低下

うさぎで比較的よくみられるのが、胃腸の動きが落ちる状態です。
食欲低下、うんちの減少、元気の低下が一緒にみられることが多く、早めの対応が大切です。

歯のトラブル

うさぎの歯は一生伸び続けるため、かみ合わせの異常や歯の尖りなどがあると、食べるときに痛みが出ることがあります。
その結果、食べたそうにするのに食べられない、柔らかいものばかり好む、ペレットを残すといった変化がみられます。

口の中の痛みや違和感

歯だけでなく、口の中の炎症や傷などでも食べづらくなることがあります。

ストレスや環境の変化

うさぎは繊細な動物です。
気温差、生活環境の変化、移動、音のストレス、同居動物との関係などがきっかけで食欲が落ちることもあります。

体のどこかの痛み

消化器そのものではなくても、別の場所に痛みがあることで食欲が落ちることがあります。
うさぎは痛みをはっきり見せないことが多いため、「食べない」ことが最初のサインになる場合があります。

誤食や消化管の閉塞など緊急性の高い病気

食欲低下の背景に、単なる胃腸の不調ではなく、より緊急性の高い病気が隠れていることもあります。
そのため、自己判断で原因を決めつけず、必要に応じて検査を受けることが大切です。

家でしてはいけないこと

うさぎがご飯を食べないと、飼い主さまとしては何とかしてあげたくなりますよね。
ただし、自己判断での対応が、かえって状態を悪くしてしまうこともあります。

長く様子を見すぎる

「明日にはよくなるかも」と様子見を続けるうちに、状態が悪化することがあります。
特に、うんちの減少・元気の低下・痛そうな様子がある場合は、早めの受診が大切です。

手元の薬を自己判断で使う

犬猫用の薬や人のお薬を自己判断で使うのは避けてください。
うさぎでは使う薬に注意が必要で、種類や量を誤ると危険なことがあります。

無理に食べさせる

シリンジなどで食べさせた方がよいケースもありますが、すべてのケースで自己判断が適しているわけではありません。
原因によっては、無理に食べさせない方がよい場合もあります。迷うときは、まずご相談ください。

「少しは食べているから大丈夫」と安心しすぎる

好きなものだけ少し食べている場合でも、実際には十分な量を食べられていないことがあります。特に、便や元気に変化がある場合は注意が必要です。

動物病院ではどのような診察をするの?

うさぎがご飯を食べないときは、「なぜ食べないのか」を見極めることが大切です。

診察では、まず全身状態を確認し、食欲低下がいつからか、うんちの量はどうか、食べ方に変化はないかなどを詳しくうかがいます。そのうえで、口元やお腹の状態、姿勢、反応などをみていきます。

必要に応じて、歯の状態の確認や画像検査などを行い、胃腸の動きの低下なのか、歯の異常なのか、ほかの病気が隠れていないかを判断します。「食べない」という症状だけでは原因を断定できないため、見た目だけで様子見してしまわず、診察で全身を評価することが大切です。

動物病院での治療はどんなことをするの?

うさぎが食べない原因によって、治療内容は異なります。

消化管の動きが落ちている場合

消化管の動きが落ちている「消化管うっ滞」や「毛球症」の場合は、基本的にお薬や注射による内科治療がメインとなります。

内服だけでは十分な効果が得られないこともあるため、状態に応じて注射による治療を中心に行うことがあります。

それでも改善が乏しい場合は、外科手術によって胃の内容物を取り除くことがあります。

歯のトラブルの場合

歯が原因で食べられない場合は、歯の状態に応じた処置を行います。

全身麻酔をかける方法とかけない方法がありますが、現在は、うさぎへの負担や恐怖をできるだけ減らす観点から、全身麻酔下で安全に処置を行うことが一般的です。

もちろん、食べないことで衰弱している場合は、体力の回復や痛みのコントロールのために支持療法(注射やお薬)を行います。

口の中の痛みがある場合

基本的にはお薬での治療になります。

日頃からできる予防とチェックポイント

うさぎの不調は、早く気づけるほど対応しやすくなります。
そのためには、毎日の小さな変化に気づくことが大切です。

食事内容を見直す

うさぎでは、毎日の食事の基本として牧草がとても重要です。
しっかり噛むことは、胃腸の健康だけでなく歯の健康にもつながります。

毎日のうんちを確認する

うんちの量・大きさ・形は、体調の目安になります。
普段の状態を知っておくと、異変にも早く気づきやすくなります。

体重や元気をチェックする

食べる量が少しずつ減っていても、毎日見ていると気づきにくいことがあります。
無理のない範囲で体重の変化や、動き方の変化も見てあげてください。

環境の変化に気をつける

急な温度変化やストレスは、うさぎの体調に影響することがあります。
できるだけ安心して過ごせる環境を整えることも大切です。

よくあるご質問

Q1. うさぎが半日くらい食べないだけでも受診した方がいいですか?

食欲低下に加えて、うんちが少ない、元気がない、じっとしている、痛そうにしているといった様子がある場合は、早めの受診をおすすめします。
うさぎでは「食べないこと」自体が大切なサインになるため、普段と違う様子が続くときはご相談ください。

Q2. 牧草は食べるけれどペレットを食べません。様子見で大丈夫ですか?

一部だけ食べている場合でも、歯や口のトラブルが隠れていることがあります。
食べ方がいつもと違う状態が続く場合は、一度診察を受けることをおすすめします。

Q3. うんちが小さくなっています。受診した方がいいですか?

はい、受診をおすすめします。
うんちの量や大きさの変化は、うさぎでは体調の変化を知る大切な手がかりです。食欲や元気にも変化がある場合は、早めにご相談ください。

Q4. 家で何か食べさせた方がいいですか?

ケースによっては注意が必要です。
自己判断で無理に食べさせるより、まずは状態を確認し、必要に応じて受診をご検討ください。

中野区・東中野周辺でうさぎがご飯を食べないときはご相談ください

東中野アック動物医療センターでは、うさぎを含むエキゾチックアニマルの診療を行っています。

うさぎがご飯を食べない、元気がない、うんちが少ないといった症状は、

「少し様子を見てもよいのか」
「すぐ受診した方がよいのか」

迷われることが多い症状です。

特にうさぎは、体調不良を隠しやすい動物です。

いつもと違う様子が続くときは、無理に様子見をせず、早めにご相談ください。

当院は、落合駅より徒歩1分、東中野駅より徒歩5分の場所にあり、年中無休で診療しています。

中野区・東中野・落合周辺で、うさぎの食欲低下や元気のなさでお困りの際は、ご相談ください。

東中野アック動物医療センター院長 阿部 透
東中野アック動物医療センター院長
芝﨑 孝次郎
すべてのペットに安心の医療を。

当院では犬・猫以外のエキゾチックアニマルの診療も行っております。
その子たちにも安心できる医療を届けられるよう努力してまいります。

治療や飼育方法など気になることがあれば気軽にご相談いただけると、我々も皆様がどんなことに対して気になっているか共有できるので、ぜひご相談ください。

東中野アック動物医療センター
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中野区・新宿区からアクセス良好な動物病院
中野区東中野・落合エリアに位置する東中野アック動物医療センターは、地域のペットオーナーの皆様に高品質な獣医療サービスを提供しています。
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